ニキビができる原因と対処法
日頃の不規則な生活やストレスが原因で肌のコンディションが悪くなったり、思春期に体内のホルモンバランスが崩れやすくなることで皮脂量が増えることが原因で顔にニキビが出来てしまった経験をお持ちの方は少なくありません。
ニキビは早い段階で適切なスキンケアや治療を行えば、悪化すること無く綺麗な状態に整えることが可能です。
しかしニキビが気になって指で触ってしまったり、適切なスキンケアを行うことが出来ないとかえってニキビなどの肌トラブルは悪化して治癒した後も肌にニキビ跡が残ってしまう危険があります。
そこでニキビの目立つ跡の種類と、種類に合わせた適切な治療方法、スキンケア方法をご紹介します。
ニキビ跡の種類について
ニキビ跡は4つに分類され、赤みタイプ、色素沈着タイプ、クレータータイプ、しこりタイプといわれているので、まずは自分自身のニキビの跡がどれに分類されるのか正しく把握する必要があります。
【赤みタイプ】
赤みタイプは症状として、ニキビが治癒した後も赤みだけが皮膚に残って目立ってしまう状態を指します。
赤みタイプが起こる原因の一つが、肌コンディションが悪く弱っていることで、皮膚のターンオーバーが乱れやすくなり皮膚内部で毛細血管が傷ついてしまうことで発生します。
この赤みの症状を改善するためには、普段のスキンケア方法を見直すことが第一となります。
肌のコンディションが悪いことで症状が出るので、まずは規則正しい生活をおくり栄養バランスの整った食事や十分な睡眠をとることはもちろん、スキンケアにはビタミンC誘導体の化粧水、イオン導入の化粧水などの肌の調子とターンオーバーを正常化させるベルブランなどのスキンケア化粧品を利用することが大切です。
(参考):ベルブランの口コミ
スキンケアで十分な保湿が行えると、古い角質が排出されることでだんだん赤みが薄くなっていきます。
この症状はニキビの跡の症状でも比較的軽いので、スキンケアと生活習慣を見直すだけで自力で治すのが可能となっています。
【色素沈着タイプ】
色素沈着タイプは症状として、ニキビが出来ていた部分が治癒後に紫や茶色のシミの状態として残ってしまうことを指します。
色素沈着タイプが起こる原因としては、通常のニキビが悪化することで皮膚周辺に赤みが出てから、さらに炎症がにより毛細血管が内出血を起こると、紫色の色素沈着を起こしてしまいます。
皮膚表面が炎症で傷ついている時に紫外線を浴びてしまうと茶色のシミに悪化してしまいます。
そのためニキビが出来ている時はつい肌に刺激を与えないためにも化粧品などを極力使用するのを避けてしまう方は多いですが、実際はニキビ跡が紫外線を浴びて色素沈着を起こさないように低刺激の日焼け止めで肌を保護することが重要になります。
既に色素沈着の跡が出来てしまっている場合は、ターンオーバーを正常化させて古い角質として排出させることで色素沈着を薄くすることが可能です。
スキンケアには美白化粧水が高い効果があり美容皮膚科などでピーリングを受ける方法もあります。
日頃の対策としては紫外線を避けることで進行を抑えることも可能です。
【クレータータイプ】
クレータータイプは症状が皮膚の表面が凸凹としたクレーター状態になっている状態を指します。
この症状の原因はニキビが初期より悪化してしまい、皮膚の深い部分の角質層まで炎症を起こしてしまうことで細胞にダメージを与えてし舞うことで起こります。
ダメージを受けた肌は硬く縮む特徴があるのでニキビが治癒した状態でも凸凹の跡がくっきり残ってしまうのです。
クレータータイプの跡は、大きさにもよりますが基本的にスキンケアを利用した自力で治すことは不可能です。
そのため元の綺麗な肌質を取り戻したいという場合は、美容皮膚科などの医療機関でレチノイン酸の塗り薬、ケミカルピーリング、レーザー治療などの専門医による治療を受けることが効果的です。
ただレチノイン酸の塗り薬は1万円弱、ケミカルピーリングは約5万〜20万、レーザー治療は約10万〜100万円など全て自由診療となるので治療を受ける場合は費用面も考慮してケアをすることが大切になります。
【しこりタイプ】
しこりタイプは症状として、ニキビが治癒したあとも皮膚表面が硬く盛り上がった状態のままである特徴があります。
この症状が起こる原因がニキビが肌に出来た後に炎症が引き起こされることで、皮膚細胞が過剰に生成され、血流が悪くなり毒素が蓄積するとしこりの状態になります。
しこりタイプはニキビ跡の中で一番悪化した状態なので、自分自身で行えるスキンケアでは治癒させることは出来ないことから、美容皮膚科などでケミカルピーリング、切開手術、レーザー治療を受ける必要があります。
このようにニキビ跡の中でも、化粧水などを利用したスキンケアで状態を改善していくことが出来るのは赤みタイプ、色素沈着タイプの2つです。
皮膚のターンオーバーの乱れや紫外線によるダメージを改善してくれる化粧水を上手く利用することで、皮膚のコンディションが整い跡が目立ちにくくなります。