「保湿クリームの使い方を知りたい」
「おすすめの保湿クリームは?」
「保湿クリームの効果が気になる」
保湿クリームは、肌のうるおいをキープするのに欠かせないアイテムですが、どれだけ品質が高いクリームを選んでも正しく使わないと十分な効果は得られません。
特にアンチエイジング系のクリームは高価なものも少なくないので、正しい使い方をマスターしておきましょう。
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目次
水溶性の成分が多く配合されているものから使う
そもそも、化粧品はどのようなタイプのものでも、水溶性の成分が多く配合されているものから使い、徐々に油溶性成分が多いものへと切り替えていくのが基本です。
具体的には、洗顔後にまず化粧水を使用し、次に美容液を使います。
そして、乳液を塗ったあとに保湿クリームを使用し、美容オイルを用いる場合は最後に使いましょう。
洗顔後の肌は油分が少ない状態になっているので、水溶性の成分が多い化粧品から使用することで肌への浸透力を高めることができます。
また、クリームを塗るタイミングは美容液が肌に馴染んだ後となりますが、時間が経過しすぎると美容液の水分が蒸発してしまいます。
そのため、使用する美容液にもよりますが、美容液を塗った2~3分後を目安にクリームを塗ると良いでしょう。
美容液を使わずに、化粧水や乳液のみを使うという方も多いかと思いますが、この場合も考え方は同じで肌に馴染んでから水分が蒸発する前に使用するのが基本です。
顔全体に使用する場合はパール大から500円玉大ほどが適量の目安
使用する量については製品ごとに異なりますが、顔全体に使用する場合はパール大から500円玉大ほどが適量の目安となります。
保湿クリームはテクスチャーや配合成分によって伸び方に大きな違いがあるので、定められた用量を守ってください。
また、実際にクリームを肌に塗る際は、手のひらで温めてから塗るのが正しい使い方です。
人肌程度に温めることで、クリーム自体が柔らかい状態になり配合されている成分の浸透力を高めることができます。
なお、保湿クリームを冷蔵庫で保管しているという方も多いかと思いますが、クリームを冷やしてしまうと人肌に温まるまでに時間がかかってしまいます。
そのため、メーカー側から指示をされていない限りは常温で保管するのがおすすめです。
1回で使用するクリームを鼻・右頬・左頬・下あご・額など数カ所につける
そして、クリームを顔に塗る際は、そのまま全体に伸ばしてしまうと塗り漏れが発生する恐れがあるので、1回で使用するクリームを鼻・右頬・左頬・下あご・額など数カ所につけてから、両手を使って顔の中心から外側に向かって伸ばしてきます。
このように塗ることで、塗り漏れの発生を防ぐことができますが、クリームを伸ばす際は優しく丁寧に行うのが基本です。
肌に馴染ませようとして力を入れて伸ばしてしまうと、摩擦によって肌の角質がダメージを受けてしまう恐れがあります。
無駄な力を入れずに、優しく丁寧に伸ばしていくのがポイントとなりますが、使用するクリームが少なすぎると摩擦が発生しやすくなるので注意が必要です。
逆に、使用料が多すぎるとベタつきの原因となるので、最初は上記の通りパール大から500円玉大を目安に使用して、徐々に調整していくのがおすすめです。
乾燥肌の方の場合は目元や口元など乾燥が気になる部分に対して重ね塗りを行う
以上が保湿クリームの基本的な使い方となりますが、乾燥肌の方の場合は目元や口元など乾燥が気になる部分に対して重ね塗りを行うと良いでしょう。
特に、空気が乾燥する秋から冬にかけての時期は意識的に使用するクリーム量を増やすのがおすすめです。
なお、一般的に年齢を重ねると肌は徐々に乾燥しやすくなるので、普通肌だと思っていても40代に差し掛かったら乾燥肌の方と同じようにしっかりとクリームを使っていくことをおすすめします。
また、敏感肌の方も基本的には乾燥が原因なので、乾燥肌の方と同じような使い方を心がけましょう。
一方で脂性肌の方の場合は、特に皮脂の量が多くなるTゾーンにはクリームを薄めに塗るのが基本ですが、夏場に関しては使用自体を控えても問題ないケースもあります。
ただし、自分では乾燥肌だと思っていてもインナードライ肌だったというケースもあるので注意が必要です。
インナードライ肌の方の場合は、乾燥肌の方と同じようなケアが必要
角質ケアをやり過ぎたり、角栓や皮脂の取り除きすぎていたりする場合、肌のバリア機能が低下して皮脂が多い状態になることがあります。
特に30歳を超えてから脂性肌になったという方はインナードライ肌の可能性があるので注意しましょう。
インナードライ肌の方の場合は、乾燥肌の方と同じようなケアが必要です。
顔のパーツごとに肌質が異なる混合肌の方の場合は、Tゾーンなどの皮脂量が多い部分は薄めに、目元や口元などの乾燥しやすい部分は重ね塗りしましょう。
ただし、混合肌の方の中には、乾燥肌の方と同じように皮脂量が多い部分がインナードライ肌状態になっているケースもあります。
この場合についても乾燥肌の方と同じようにクリームを使う必要があります。
このように、保湿クリームの使い方は肌の状態によって異なるので、まずは自身の肌のタイプを把握することが大切です。
まとめ
加えて、肌のうるおいをキープするには、良質な睡眠や栄養バランスが整った食事、念入りな紫外線対策、湿度のコントロールなども欠かせません。
そのため、単にクリームを使うだけでなく、これらのポイントも意識した上で適切なケアを行っていきましょう。