貴金属の資産運用を考える

資産形成にはさまざまな種類がありますが、その中でも実物資産として用いられるのが貴金属です。

実物資産といえば不動産がありますが、不動産の場合にはその地域の経済力が価値に左右されるものであり、永遠にその価値が保証されるものではありません。

また不動産を保有するためには登記を行う必要があり、そのための手数料も大きなものになり、気軽に行えるものではありませんが、貴金属の場合には保有することに制限はなく、また購入や売却にかかる手数料も高くないものです。

また不動産とは異なり、貴金属には全世界で使用されているものであり価値が地域に限定されてるものではありませんから、その価値はより普遍的なものになります。

需要によって価格も上昇するものですから資産を増やすといった事も可能ですが、何よりもその国や地域の通貨に依存しない価値があるので、インフレにもデフレにも強いものです。

この点を考えれば、安定した資産形成を行うのであれば貴金属に強みがあります。

 

古くから行われてきた定番の金(ゴールド)

貴金属でも古くから行われてきた定番のものは金(ゴールド)です。

かつては通貨としても用いられていたものであり、日本では江戸時代には小判や大判といった貨幣にされて流通しており、明治以降も高額通貨では金を用いた金貨が発行されています。

また貨幣において金本位制が置かれていた時代には、発行される紙幣と同等の価値がある金が用意されていたものであり、国家の経済力を見る上でも欠かせない存在となっていたものです。

現在では金本位制ではなくなっているので、国家の金を保有する量は同等のものではなくなっていますが、それでも普遍的に他の通貨と交換することが可能な金は一定数確保されています。

一方で通貨としての価値がある金ですが、それ以外にも電子機器にも広く用いられています。

これは金という金属が電導性に優れ、かつ腐食をほとんどしないという特徴があるためです。

このため電子機器の製造において欠かせない金属であるために、現在でも工業製品には欠かせない存在となっています。

また腐食しにくい性質から、装飾品などにも広く用いられているものです。

貴金属には、金の他にも、銀や白金(プラチナ)などがあり、また希少金属のパラジウムも投資の対象となっています。

 

貴金属への投資の方法

貴金属への投資の方法には2種類あり、ひとつは購入して自身で保管する方法と、もうひとつは業者に預かってもらい証書だけ保管するというものです。

前者は文字通りの実物資産ですので、確実に保有することができますが盗難のリスクがあります。

また、簡単に換金することができないこともデメリットといえます。

現在の主流となっているのが、業者が預かり証書だけ保管するというものです。

証書を発行しないケースもあり、その場合にはインターネットを通じて情報のやりとりを行ったり、報告書を持って保有状態を確認できるようにしたものになります。

ほとんどのケースで保管料が不要であり、またメリットとして小さい資金から積立を行うことが可能です。

多くの場合には一定数となれば実物と交換することもできます。

盗難のリスクがなく積立ができるこの方式は、専門の業者からネット銀行やネット証券まで幅広く参入している分野です。

 

株式会社ゴールドリンクとは

株式会社ゴールドリンクは、貴金属の販売を行っている会社で、平成22年に設立されました。

本社は東京千代田区にあり、大阪と仙台に支店があります。

参考:株式会社ゴールドリンクの転職・求人情報

株式会社ゴールドリンクの主な商品は「ゴールド積立くん」「プラチナ積立くん」「シルバー積立くん」「パラジウム積立くん」の4つで、金・白金・銀・パラジウムを取り扱っています。

積立とあるように購入する場合には、毎月一定の金額を設定して購入していくというものです。

貴金属の相場は毎日変動しているため、購入のタイミングでは高い価格帯での購入となります。

しかし、積立は毎月の購入となるので、平均的な価格での購入が可能です。

価格が上昇局面においても下降局面においてもリスクを軽減することができるのが、積立の強みといえます。

それに長期にわたって積み立てるほど、価格を平均化することができますから資産形成を行う上でもメリットのあるものです。

 

まとめ

株式会社ゴールドリンクでは、金など貴金属の積立をするだけでなく、金の精錬分割加工や金工芸品への交換も可能です。

精錬分割加工はまとまった金のインゴットを小分けにするというもので、例えば1kgのものを100g10枚にするといったことで、このようなことをするメリットは小口での売却をすることで所得税を軽減することができることで、また贈与するさいにも少しずつ渡していけば贈与税も発生しません。

また積み立てた金を実物に交換する時には、インゴットにするのではなく工芸品にすることもできます。

定番なのはおりんや仏像といったもので、特におりんは金ならではの音色があります。

また3Dプリンターを用いて、写真からオリジナルの金像を作ることが可能です。