家の外壁を見ていたところ、上の方がひび割れていて補修が必要、全体的に色あせが生じているなどで塗装を考えるケースは少なくありません。
外壁塗装は老朽化した外壁を塗り替えるリフォーム工事ですが、老朽化する理由の中には紫外線や雨、風など自然の力が大きく関わっています。
外壁の場合は家の周囲を歩いて行けば現時点の状況を把握することはできますが、家の屋根ともなると梯子を使って屋根に上がらないと状況を掴むことができません。
子供のころに家の周りにある塀をよじ登り屋根の上に登った経験を持つ人も多いかと思われますが、最近の住宅は簡単に屋根の上に登ることができない形をしていたり、家の周囲にある塀もフェンスのようなタイプが多くなっている関係からも簡単に登ることは難しくなっています。
雨漏りはどのような形で起きるのか?
雨漏りというと、屋根から雨水が入り込むイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
台風の季節になると雨漏りが起きてバケツや洗面器など家にある器的なものを床の上に置いて雨水が床を濡らさないようにするといった経験を持つ人も多いかと思われますが、そもそも雨漏りはどのような形で起きるのか意外と知られていません。
屋根に穴が開くイメージが強い雨漏り、穴が開くことは稀でありつなぎ目などから雨水が侵入するのが主な原因で応急処置としては屋根の上にブルーシートを敷き詰めるなどでその場をしのぐのが一般的です。
専門業者に修理を依頼するときにも時間帯等に応じて、このような応急処置が行われることがありますが雨漏りは必ずしも屋根とは限らず、その多くは老朽化した外壁から雨水が内部に入り込み、天井を伝わり落ちてくるといいます。
外壁塗装はこのようなトラブルを未然に防ぐためにも欠かすことができない大切なリフォーム工事になるわけです。
外壁塗装と屋根塗装は同時に行うことで足場の費用を節約できる
外壁塗装を行うときに、屋根の塗装も同時にお願いする人が多くいますが、同時に行うことで足場の費用を節約できるメリットや工事期間の短縮などのメリットがあります。
屋根に上がるためには梯子を使う必要があるわけですが、屋根塗装は屋根そのものだけでなくその周囲の塗装も必要になるので梯子で行っているのでは作業性が悪くなりますし、移動するときなど足を滑らせてしまえば転落などの事故が起きる可能性も高くなります。
足元をしっかりと整えることが高所での作業に欠かせないものですから梯子ではなく、作業性の向上および安全性の確保を行う意味でも足場は欠かせない存在です。
外壁塗装と屋根塗装をそれぞれ別のときに施工を行えば設置と解体といった作業は2度行う必要がある、その都度費用が発生します。
外壁と屋根のリフォームをまとめて行えば設置および解体は1度で済むので費用も1回分で済みます。
設置や解体にかかる時間はそれほど長くはないのですが作業工数自体は数時間が必要になるので、まとめてやった方が業者側としても楽になります。
足場の設置にかかる時間
足場の設置にかかる時間は、建物の規模や作業者の人数にもよりますが普通の一戸建て住宅であれば約1日で終わるケースが多いようです。
最も資材の搬入などの応じて1日半程度必要になることもありますが、目安としては1日です。
ちなみに、住宅の中には奥まった場所に家があるところもありますが、家がある場所までトラックが入ることができるか否かで費用そのものに違いが生じるケースが多いのです。
家の目の前にトラックを停車できれば作業現場は目の前にあるので、資材をそこで下して組み立てを始めることができます。
しかし、家の前までトラックを入れることができない場合は、トラックから資材を下した後に人力で作業現場まで運ぶことになるため工数がより多く発生する、これによりコストが多く発生するようになります。
この場合も、外壁と屋根をまとめてリフォーム工事を行えば作業する側も楽になりますし、施工を依頼する側も1回分の費用を節約できます。
家にはそれぞれ様々な形がありますが、真上から見たときに正方形や長方形といった形をしているもの、上から見る壁面が複雑な形をしているもの、足場を設置するときには可能な限り正方形や長方形に近い方がやりやすい、費用についてもいびつな形をしているよりも四角形の方が安く済みます。
これは外壁塗装の費用にも影響を与えるもので、いびつな形をしていると塗装コストも高くなる傾向があります。
さらに、形がいびつなもののときには壁面の面積を計算するのも意外と大変、正しい数値であるのか否かはしっかり計算しないとわからないので、業者任せにしていたと感じる人も多いといえましょう。
まとめ
設置が終わった段階で外側には養生シートを取り付ける作業に入りますが、このシートは作業中にペンキや高圧洗浄のときの水しぶきが周辺の家に飛ばないようにする目的で設置するもので、解体工事のときには防音の役割もあります。
足場が設置されることで養生シートを取り付けることができるため工事には欠かせない存在であることがわかります。
[PR] KRH 野田会長